「遊びの天才」が集う場、
認定こども園
人の本性を「遊ぶ人」(ホモルーベンス)と呼んだのは、オランダの著名な歴史家ヨハン・ホイジンガです。
子どもは、生まれながらの「遊び」の天才であり、子どもにとっては遊びそれ自体が目的で、何かのための手段として遊びに興じているわけではありません。子どもが無垢なのは、遊びを何かのための手段にすることが一切、ないからです。
ただ、遊びのために遊ぶ。子どもは、遊びの世界を築くことで、自分の中に生きる実感を育んでいけるのです。 鎮西学院幼稚園は、そうした遊びの天才である子どもたち一人ひとりを神様から授かったかけがえのない命とみなし、これまで諫早の地で幼児教育に励んできました。
そして来年度より幼稚園は、地域の中で、地域と共に子どもたちが自分と同じ仲間と交じり合い、共に遊びを分かち合う認定子ども園として再生することになります。 地域の多様性の中の個性が響き合う場がわが鎮西学院であり、その中で認定子ども園は学院の宝であり、また地域にこれまで以上に着床しようとする鎮西学院の未来の姿を先取りしています。
遊びの天才たちが集い、屈託なく遊びに興じ、それを通じて自分以外の他者と共に生きる作法を学ぶ場としてわが学院の認定子ども園の新しいページを皆さんと一緒に築いていきたいと思います。
「子どもは神さまから預かった
大切な宝物。
一人ひとりを大切に。」
子どもは、神さまから預かったかけがえのない存在であり、未来を担う宝物です。その個性をありのままに受け入れ、人格を尊重し、一人ひとりを大切に育みます。
子ども達が安心して過ごす中で、様々な豊かな経験を通し、自分に自信を持ち、自分らしい歩みができるように見守ります。
当園の特徴は、大学・高校が併設、緑豊かな広々としたキャンパス内すべてが子ども達の遊び場ということです。学院内の恵まれた自然の中で、お兄さんお姉さんたちにも見守られながら、のびのびと生活しています。
夢中になって遊び、工夫し、納得するまで繰り返す中で思考力や探求心が育まれ、「生きる力」となっていきます。友だちと関わり、ぶつかり合い、悩んだり考えたりしながら
やがて友だちを理解し、「共に生きる力」を身につけていきます。
私たち教職員は、幼児期は人生の基礎を培う大事な時期をいうことをしっかりと心に留め、子ども一人ひとりを大切に支え、育みます。
2023年度からは、認定こども園として新たなスタートをし、保護者様の就労の有無に関わらず、お子様の入園が可能となります。
これまでの長い歴史の中、お支えいただきました地域の方々に恩返しができるよう、幅広い子育て支援活動などの充実を図り、若い保護者の方々が安心できるような温かい場所を目指して参ります。